10パウンダーを求めて @カリフォルニア

カリフォルニアでバス釣りに再びハマった私が、夢の10パウンダーを釣り上げるまでの記録。今年6月までの期間限定ブログ!

昨年のハイライト動画

今回は、Goproで撮影した過去の動画を紹介します。

まずは自宅から車で30分。アクセス最高のレイクシャボットでの1本。


2016-11-05 Lake Chabot 2.2lb

ヒットシーンは0:45からです。シャボットにはフロリダ種が入っており10lb超もしばしば上がっているのですが、昨年夏からなぜか全然釣れなくなってしまいました。これは久しぶりの1本。フリックシェイク4.8in+1/32ozネイルシンカーのネコリグです。集中力が切れかけており、シェイクも若干おざなりになっているのが分かります(反省)。バスも特段大きいわけでもないのにこれを載せたのは、最後の水中映像が比較的上手くとれたからというだけです(自己満足笑)

 

 お次はデルタ。カヤック乗りたての頃の1本。


2016-07-22 Delta 2.5lb

Zoom Trick Worm 6.5in Watermelon Seedのドロップショットでの2.5lbの魚です。この日は日差しが強く暑かったため、左手のシェードが良いピンスポットとなったのでしょう。シェードまたは水通しが良いポイントに絞ることで、この日は40アップ3本を含む15本を釣り上げました。デルタはおかっぱりができる場所があまり無いので、購入して早速カヤックのポテンシャルを感じた日になりました。

それにしても、動画0:50あたり、ネットを水に入れるタイミングがどう考えても早すぎます笑  まだカヤックに慣れてない様子がよく分かるビデオです...

また、カヤックを買う前、デルタでボートに乗せてもらった時のビデオも載せます。本来、デルタはベイトタックルだけでも行けるポテンシャルはあるのですが、この日は食いが渋く、ライトリグを多用していました。


2016-06-05 Delta 2.5lb

 

お次はクリアレイク、おかっぱりからの2本。


2016-06-04 Clear Lake 4.1lb


2016-10-08 Clear Lake 4lb

上は6月、クリークの岸際水深約1メートルのシャローでフリックシェイク4.8inネコリグを使っての1本です。後から考えると、同行者が同じポイントで同じと思われる魚をバラしていたこと、他のポイントでネストに付いていると思われる魚を見たことからして、この魚もネストについていたのかもしれません。てっきりカリフォルニアのスポーニングシーズン(主に3~5月)が終わっていると思っていただけに意外な一匹でした。

下は10月、レイク北岸のアシ際での一本です。ルアーはStrike Kingのシャロークランク2.5in、クローカラーです。尻をよく振りアピール力が強く、また浮力も強く根がかりしにくいので、価格は安い($6くらい)ですがお気に入りのルアーです。画面では見えませんが、アシ際に沈んでいた流木に当たりヒラを打った直後に喰ってきました。

 

最後は昨年末、メキシコのレイクエルサルトで釣った自己ベストの5.3lbです。


2016-12-18 Lake El Salto 5.3lb

ルアーはStrike King HC KVD Splashという1/2ozのポッパー。同レイクで実績のあるYellow Majicという日本のポッパーと同様に大ぶりでスプラッシュが大きいタイプです(値段で前者を選択笑)。これを、スプラッシュを大きめに立てながらストップアンドゴーで使っていました。釣行2日目、夕マズメの一本です。現地フィッシングガイドのオスカルが「ここのレイクのバスはボートに寄せてからの最後のファイトがスゴイぞ」と言っていたのですが、確かに動画0:50あたり、ボート直下に潜ろうとする魚にロッドが引きずり込まれています。

この釣行ではレイクのポテンシャル的にロクマル10lbへの期待が高かったので、「少なくとも自己ベストは更新だ」などとクールなこと言ってますが、初の50アップに興奮を抑えきれてない様子がよくわかります(笑)結局、ロクマルは釣れなかったのでこの時もっと喜んでいたほうがよかったのかもしれません(泣)

 

(おまけ)

同じくレイクエルサルト、最終日の朝、飛行機の時間が迫りほぼラストキャストという状況の中、同じポッパーでバラしてしまった動画です。F**Kとか言ってますが、どうぞご容赦ください。(デカバスがあまりに釣れない状況に、3日目あたりからガイドとともに言いまくってました笑)


2016-12-20 Lake El Salto Broke the hook

最初の手応え的には3~4ポンドくらいかなと思っていたのですが、コイツは最後の潜り込みが半端なく、ロッド先端がボート直下に引きずり込まれた挙句、バレました。MediumのロッドがLightくらいに思えるほどでした。そして、直後は気づきませんでしたが、フロントフックが1本折られていました(!)リアフックも伸びていますね。

10パウンダーとはいかないでしょうが、もしかしたら自己ベストだったかと思うと悔しさが残る釣りになりました。

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釣りのマストアイテム、GoPro

僕の釣りにはアクションカメラのGoProが欠かせません。

去年まではGoPro Hero4 Silverを使っていましたが、今年からは本体防水+手ぶれ補正機能付きのGoPro Hero5 Blackを使っています。

GoProをストラップ付のマウントに固定した上で、胸の位置から動画撮影をしています。視点は以下の動画のような感じですね。ちょっと手が邪魔だったり、ティップが見えづらかったりすることもありますが、リトリーブがよく見えるのでファイトの臨場感があります。


2016-12-19 Lake El Salto 1.5lb

 

ちなみに、僕がGoProで動画を撮る理由は以下の4つあります。

1.バスを釣り上げた時の興奮を何度でも味わえる

過去の記憶はやがて薄れゆくものですが、動画に取っておけばデータをなくさない限り半永久的に保存がききます(言わずもがな!)。頭や胸の高さから撮ったアクションカメラは臨場感抜群で、バスのバイトの瞬間(まぁ撮れないことも多いですが,,,)や取り込みまでのファイトはいつ見返しても興奮することでしょう。

2.釣りのスキルが向上する

後から動画を見返すと、意外なことに、自分が気づいてフッキングする少し前からラインが動いていたり、ロッドティップが震えていたりすることがありました。基本かもしれませんが、「微妙な魚の反応を取るときにどこを見るべきか」ということを考えるきっかけとなりました。また、魚をファイト中にバラしたとき、実は余計なロッド操作をしていた、ということもありました。要するに、現地で魚を釣っているときには焦りだったり興奮だったりで気づかないことも、動画を撮っておけば後から反省し、スキル向上につなげていくことができるわけです。

3.釣れた時の周辺状況の記録が取れる

魚を釣り上げた後の写真だけでは、必ずしも、そのときの風や波の強さや、水位、水の透明度などの情報が記録として残るわけではありません。他方、動画であれば、基本的にキャストから取り込みまでを記録し続ける訳ですから、上記の周辺状況に関する情報に加えて、キャストやバイトの位置やリトリーブスピードなども後から見返すことができます。そのデータの蓄積が、状況に応じたポイント選択に後々役に立つのではないでしょうか。

4.釣りの集中力を保つことができる

僕は、せっかちで飽きっぽい性格なので、しばらく釣れないとダレてしまいます。そんなときにも、カメラが回っていれば、「動画を撮っている=記録に残る」わけですから、(若干ではあるものの)集中力を保たせてくれます。また、僕は基本的にポイントや釣り方を変えたときに動画を別ファイルで撮り始めるのですが、録画時間を見れば「そのポイントでその釣りをどれくらいの時間をしているか」が分かるので、移動やタックルチェンジを考えるきっかけにもなります。

 以上、頭の整理も兼ねて、まとめてみました。

 

ちなみにGoProの最大の弱点は、バッテリーが約1時間しか持たないことです。よって釣りの際は予備のバッテリーが必要です。それでも1日は持たないので、撮影して空になったバッテリーを、ポータブルチャージャーに繋いで充電するのを繰り返しながら釣りをしています。こうしたバッテリーの入れ替えは面倒といえば面倒です。

 また、データ容量上の撮影可能時間は、microSDの容量と撮影画質次第ですが、64GBのmicroSDを使って1080p, 60fpsのモードで約4時間です。これも1日は持たないので、釣れていないファイルを適宜消しながら使っています。釣れた時の動画にタグ付けしておけば後から誤って消すリスクは低くなります。

 

今後のレポートでも可能な限り動画を上げていきたいと思います!

では

ブログ開設!

目下、自分の夢は「アメリカ駐在中に10パウンダーのバスを釣ること!」

アメリカに駐在に来てから早1年半。帰国までの期間はあと5か月程です。

その間に、「どうしてもデカバスを釣りたい!口に拳が悠々と入るような、丸々と太ったバスをこの手で釣り上げたい!」そんな思いでこのブログを書いています。

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そんな私も、もとは休みにチャリンコを転がして近所の野池や川で釣りに興じていた田舎の少年バサーでした。あの頃は全くと言っていいほど釣れず、5回に1本釣れればよいかという程度のもので、たった20センチの子バス1匹釣り上げただけで小躍りするほどの純心な(?)バサーでした。

近所の野池で、堰堤周りに回遊してきた30センチの見えバスの群れをチューブワームのスプリットショットで釣り上げたときや、別の野池で、覚えたてのベイトリールを使いバイブレーションを岸際に投げて初めて40アップを釣ったときは、それはもう興奮しましたし、その瞬間は今でも鮮明に覚えています。

そんな少年バサーも大学進学とともに上京し、フィールドへのアクセスの悪さから、就職後も含めて10年ほどバス釣りから遠ざかっていました。

 

そんな中、一昨年6月にカリフォルニア、サンフランシスコ近郊への駐在が決まりました。荷物のパッキングを進める中、「あれ、そういえばアメリカってバス釣りの本場だよな」と思い出し、ネットで調べてみるとカリフォルニアには有名なレイクが多数あるではないですか!あの少年の頃の情熱が少し目を覚まし、実家で眠っていた釣り具を引っ張り出し、不足分はサラリーマンが立ち寄る新橋の中古釣り具屋で揃え、スーツケースの半分を釣り具で埋めて渡米しました。

 

幸い、同じ会社から駐在中の先輩ヤスさんも熱狂的バサーということで、アメリカ西海岸を代表するスポットであるクリアレイクやカリフォルニアデルタや、近所のリザーバーであるレイクシャボットに連れていっていただき、数釣りを楽しむとともにバス釣りのスキルも色々と教えてもらいました。

 

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また、家族旅行のついでに訪れたアリゾナ州のパウエル湖ではラージの他にストライパー、スモール、クラッピーなどの五目釣りも楽しみました。

 

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ヤスさん帰国後、1人でボートを借りるのはコストがかさむ&おかっぱりはアクセスが限られる(特にデルタ)&限られた駐在期間にボートを買うのは無理、ということで考えた挙句、昨年の夏にアングラーズカヤックを購入しました。何でも売ってる庶民のスーパー(?)ウォルマートで$300(格安!)でお買い上げです。それを15年落ち、走行距離11万マイルを超えた愛用のセダンの屋根に縛り付けてフィールドに繰り出すようになりました。やはりおかっぱりではアプローチできないところに行けるとあって、カヤックを使い出してからは釣果も伸びましたし、自分の釣りの幅も広がったような気がしています。

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しかしヤスさん含め、周りに日本人バサーがいなくなってしまったことから、バス釣り談義ができない&単独釣行ばかりであることに若干の寂しさも感じていました。

そんな中、近所の日本人駐在員Tigerさんが熱狂的バス釣り師ということが判明し、やる気を取り戻しました!やっぱり釣りの喜怒哀楽を分かち合える友人の存在は本当に大事ですね~

Tigerさんと知り合い、朧げながら考えていたことが現実味を帯びてきました。それは、「デカバスの宝庫、メキシコに釣りに行くこと!」なんでも、聞くところによるとメキシコのレイクエルサルトでは、10パウンダーがバンバン上がっている!というではないですか。そのポテンシャルはカリフォルニアの比ではないと。カリフォルニアで数釣りは楽しんでいたものの、最大は48cm、4lbとサイズが伸び悩んでいたこともあり、メキシコ釣行は一気にロクマル、10lb超えを達成することができる最高の環境(チート)では無いかと胸が膨らんでいたところでした。1人だとロッジ代、ボート代が嵩むところ、2人だとややお手軽価格になるとも聞いていたので、これはチャンスと思い、Tigerさんとのカリフォルニア1回目の釣行(@クリアレイクおかっぱり)のときに早々と「メキシコに釣りにいきませんか!!??」と誘ったわけであります。

(「本場アメリカに来たばっかりなのになんでメキシコの話をしているんだコイツ」ときっと思ったであろう)Tigerさんも二つ返事で了解してくださり、12月中旬のメキシコ釣行が決まりました。5泊6日、4日間のガイド付き釣行です。航空券・チップも含めて〆て1800ドルでしたが、投資価値は十分あるとの判断でした。

 

ウキウキで迎えたメキシコ釣行、結果は惨敗...

確かに4日で100匹と数は釣れました。確かに小さくてもファイトは強烈でした。しかし、求めていたサイズが出ない!結局50アップは夕マズメにポッパーで釣った54cm, 5.3lbの1本に終わりました。(ちなみにTiger氏はロクマル、7lbを上げていました。流石です)

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それまでの自己ベストが50センチも行っていない素人バサーがロクマル・10パウンダーを夢見たのは高望みだったのかもしれません。 「自己ベストを更新したんだからそれで満足しろよ」と耳元で何かが囁きます。しかし、期待があまりに大きかっただけに簡単には立ち直れません。

 

帰国後、悔しさを晴らすべく、年明けから降り続く雨の合間に5日間連続で釣りに出かけました。レイクベリエッサ、クリアレイク、デルタ、レイクシャボットと釣り親しんだフィールドです。「ホームのカリフォルニアのバス君たちが心の傷をきっと慰めてくれるさ」そんな思いにふけりながら糸を垂らしていたわけですが、結果は5日間連続ボウズ!バイトのバの字もなく、唯一の魚の気配はアラバマリグに引っかかった巨鯉の鱗だけという惨状でありました。

 

確かに、降り続いた雨でコーヒー色の急増水でした。確かに、手が若干かじかむ程度の寒さでありました。しかし、ホームで完全試合を喰らったという事実には変わりはありません。5日目の帰宅中、メキシコのように打ちひしがれて....と思いきや、意外に、心の中にはメラメラと闘志が湧いてくるのを感じていました。こっぴどく振られた女の子なのに更に好きになってしまうような、そんな釣りの奥深さに引き込まれていたのかもしれません。夜の高速でハンドルを握りながら、「絶対にアメリカから帰国するまでに10パウンダーを釣ってやるんだからな」と決心をした瞬間でありました。

 

このブログは、カリフォルニアでバス釣りに再びハマった私が、夢の10パウンダーを釣り上げるまでの記録であり、今年6月の帰国までの期間限定ブログです。